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2017年6月15日 (木)

いつ、どうやって「メガシンカ」するか(テニス観戦 New Ball)

こんにちは。
ヒロアキです。



前回の全仏オープン決勝を
レビューした記事の続きです。



ぼくは、今回の全仏オープン、
ローラン・ギャロス・トーナメントで
今まで以上に、長く、熱中して
テニスを観戦しました。



ここまでテニス観戦にハマったことは
ありません。



やっぱり、ハマらせるだけの
魅力と深みがありますね^^。



Photo_2




そして、テニス観戦にハマったことで
ぼくはまた、テニスの見方が
これまでと変わりました。



ぼくは、今回の「観戦革命」を、
New Ballと名付けます(笑)。



テニスの試合で、途中ニューボールに
なると展開が変わりやすいのと同じ。



おそらくこの要素は、
他のスポーツでも着目しがいのある
ポイントだと思います。



テニス競技人口全体をワクに入れて
捉えると、プロツアーを転戦する
アスリートたちは、
トップレベル中のトップでしょう。



そのトップレベルに位置する
テニスプレイヤー同士の戦いになると
優劣が付くのはどのポイントか、
なかなか答えが出ずにいました。



技術?



もちろん、それが一番でしょう。



コーチを中心に、基礎練習、
実践練習をこれでもかというほど
行い、技術が染みついてきます。



その技術に「穴」があるようでは
食べていくことは不可能ですから。



今回は、この基礎的な技術は
身についているものとして
話を進めます。



あとは、体のコンディションに
お互いに問題がないことも
前提にしないと、ですね。



基礎的な技術、つまり「土台」が
しっかりしていれば、
あとは戦術面の問題になります。



戦術面で差をつけるのは、
まさにタイトルの通り、



いつ、どうやって
『メガシンカ』するか



ということ。



「メガシンカ」って、
ポケモンの話やんけ、
というツッコミは置いといて(笑)。



「メガシンカ」って、
トレーナーとポケモンがシンクロし、
手持ちのポケモンのレベルが
一時的に大きく上がることですよね。



これをテニスに置き換えるならば、
プレイヤーの思いとカラダと
ラケットがシンクロして、
プレーレベルが上がること



よく「ギアを上げる」と
言われることですね。



そう、いつどうやって
ギアを上げるかということです。



おそらく、トップレベルの100人、
もしくはそれ以上の数の
プロテニスプレイヤーも、
本気出せばお互いに渡り合えます。



「地力で勝る」とかメディアでは
よく言われますが、地力の差なんて
ほとんどないというのがぼくの見解。



しかしながら、人間は誰しも
自分が出せる力には限界があります。



プロのテニスの試合は、
基本的に1時間以上は続きます。



1時間もストップアンドゴーを
繰り返しながら、相手の動きを読んで
正確なショットを決め続けることは
とてもできないのです。



だから、プロのテニスプレイヤーは
抑えるところは抑えて、
勝負所で温存していたパワーを
吐き出します



その「勝負所」はどこかという
閃きというか、嗅覚というか、
そういうものがプロによって様々。



セットの立ち上がりかもしれないし、
中盤かもしれないし、
セット終盤かもしれないし。



ビッグサーバーにもなれば
タイブレークになるかもしれません。



もっと言うと、第2セット以降の
ことだってあります。



すなわち、様子見のために
第1セットをまるまる捨てる
大胆なプレイヤーだっています。



最近の錦織圭選手は
そういう傾向があるから
ハラハラさせられるのですが(笑)。



あとは、どうギアを上げるか。



これもプレイヤーによって
様々で、おもしろいです。



ジワジワとレベルを上げて、
相手にそれと悟らせないまま
打ち落とす選手もいます。



逆に、ある「きっかけ」から
一気に爆発する選手もいます。



ニューボールに変わった時、
ラケットを変えた時、
グリップテープを巻き直した時、
コートの場所が逆転した時。



さらに、会心のサーブを決めた時、
そしてストロークで強烈な
ウィナーを決めた時。



たった一本でも「C'mon!!」とか
声を出して、自分を鼓舞してから
突然別人のようになるケースも。



あとは、場当たり的ですが、
主審に警告を取られたり、
ホークアイ(チャレンジシステム)で
自分に不利な判定になったり。



さらにイライラでラケットを
叩き割ったり、ギャラリーから
ブーイングを食らったり。



そういう自分にマイナスの状況から
逆に感情をムキ出しにして、
パワーを爆発させる選手だって
いるのです。



これは本当におもしろい。



●  ●  ●



この「メガシンカ」の方法の妙こそ、
戦術の妙です。



そして、「メガシンカ」して
一時的にステータスが上がった時、
どう攻撃するか
もポイントです。



ショットをより強烈にして、
相手を威圧するのか、
あるいは前後左右上下に振り、
相手を弄ぶか。



これはプレイヤーによって、
全然違います。



そこを研究しながらテニスを見ると
すごくおもしろそうだと思いました。



今は赤土(クレー)シーズンを終え、
芝(グラス)シーンに突入した
ところです。



一番テニス「らしい」けれど
一番危険なサーフェスです。



ここでの各プレイヤーの駆け引きに
注目していきたいです。



END


Photo


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